2016年04月11日
白菊 嘉瀬誠次 吉川英治文化賞
本日、嘉瀬誠次さんが受賞された吉川英治文化賞授賞式。
嘉瀬さんが受賞された理由に
鎮魂の花火・白菊の草案とある。
白菊の意味を知ってからとりつかれたかのように、
40代前半を取材執筆に費やした。
それが結実したかのような達成感と同時に後世に伝えてゆきたいと思う。
「おら、生きて帰ってきたろも、
生きて帰ってこれなかった戦友のために、
花火をあげてぇ」、
嘉瀬さんのその言葉からたくさんの人が心動かされ、
1990年に嘉瀬さんはシベリアで鎮魂の花火白菊を上げた。
戦争を体験された方がどれ程のものを背負っておられるか。
戦争とはなんなのか。
戦争を体験された方が少なくなり、
記憶が消え行く今だからこそ、
鎮魂の花火白菊の意味を知って頂きたい。