8月9日は吉祥寺にある街々書林 さんで、
新刊『鎮魂の花火「白菊」長岡の花火がつなぐシベリアと真珠湾』（河出書房新社）の
トークイベントがありました。
店主の小柳淳さんの絶妙な仕切りにのって、私は何も考えず、
喋りたいことを喋りたいだけ、喋るという幸せな語りをしました。
小柳さんとはかれこれ20年近いお付き合い、その信頼関係がとっても心地よかったです。

また、小柳さんが制作してくださった展示品の見事なこと！
嘉瀬誠次さんの年表、日本とシベリアの位置関係の地図などなど、
『鎮魂の花火「白菊」』を理解するにはいい資料で、手の込んだ企画展でした。
写真をアップします！
企画展は今日（8月10日）までです。
お近くにお住まいの方がいたら、ぜひ街々書林さんに足をお運びくださいませ。

そして昨日は15時から在廊し、企画展をご覧の方に説明をし、本をお買い求めの方にサインを入れました。
イベント告知記事の東京新聞をご覧になって来て下さった方などなど、多数。
街々書林さんの立地柄、ふらりと入ってきた若い男女も多く、街々書林さんの書店としての底知れぬパワーを感じました。

一番心に残ったお客様との出来事を記します。
デート中の20代の男女、かろうじて長岡花火の存在を知っているが、先の大戦などには大きな興味もなく、また花火にも読書にもさほど経験値もない。そんな若いお2人に「鎮魂の花火白菊」の一通りを説明をすると、「本を最後まで読んだことがないけれど、これは読んでみようかな」と購入してくださいました。
書いた本を、読んでくださる方に手渡しできる喜びを感じた瞬間でした。

街々書林の店主の小柳淳さんに、心からの御礼を申し上げます。

企画展、トークイベントとも、たくさんの方にご参加いただきまして深く感謝を申し上げます。