5月21日発売『オール讀物』の巻頭グラビア「清張と温泉」を書いています。

松本清張賞発表号ということもあり、
私以上に松本清張を読んでいる読者さんに向けての原稿。
いささか緊張ぎみで執筆しました。

旅をテーマにあれだけの作品を生んだ松本清張ですので、
もちろんよく旅館に泊まり、温泉にも入っていました。
その姿を宿のご主人や女将は見ていた！
何より、写真が素晴らしい。
旅館滞在中の浴衣姿でさえも眼光鋭い仕事の顔をしているのが松本清張の素顔なのでしょうね。ぜひ雑誌を手にとってみて下さいませ。

『オール讀物』は2006年からずっと連載をしています。物書きとして育ててもらった媒体。この雑誌で書くことで幅が広がりました。
現在は「温泉女将の仕事術」連載をしていまして『女将は見た 温泉旅館の表と裏』(文春文庫)の続編（書籍化）を視野に入れています。
担当編集者が変わり、先日ランチしながらこれからの連載構成を練ってきました。
清楚な石原さとみ風の女性の担当者、新入社員でありながらよく気が利く聡明な美人さんです。

写真は松本清張取材でお世話になりました千葉県千倉温泉千倉館。
千倉ビーチにて。客室は松本清張が執筆した部屋です。